11月24日新宿でオフします。参加希望者はこちらをご覧ください。締め切り一応13日なのでよろしくお願いします☆
昨日のバイトは、ある企業の小さなパーティでの配膳でした。
ホテルに到着し、エレベーターを降りた瞬間ホテルの方岡田さん(30代 男性 妻子持ち)が嬉しそうに話しかけてきました。
岡田さん:「ヒヒヒ!今日の担当はガマガエルだよ!やったね!」
私:「全然やってないですよ!うわー凹みます・・・。」
岡田さん:「何言ってるの〜!ガマガエルと婚約してるんでしょ?」
なななな何を唐突に!
私:「な、何の話ですか!?冗談でもやめてくださいよ〜!」
岡田さん:「ケケケケ!いいじゃないか!最近彼氏と別れたんだろう?」
私:「別れたのは事実ですけど、何でガマガエルと婚約になるんですか!」
岡田さん:「ガマガエルは金持ってるぞ〜!ヒャヒャヒャ!」
私:「いくら金持ってても無理です!」
それから会場に向かおうと準備をしていたのですが、他の従業員の方にも・・・
従業員:「聞いたよー!ガマガエルと結婚するんだって〜?」
私:「ちょ・・・!そんなはずないでしょ!」
従業員:「ハハハハハ!」
何このポジション。
ガマガエルと結婚するくらいなら一生独身でいたほうがマシだよ!ケッ!
そしてガマガエルの待つ会場へと向かいました。
私:「お疲れ様です・・・。」
ガマガエル:「お疲れ様。」
私:「・・・。」
ガマガエル:「・・・。」
無言でテーブルに料理を並べていきました。
・・・今日は機嫌が良さそう。
それだけで一安心です。
ある程度用意ができたら、ガマガエルは会場から去っていきました。
そしてしばらくすると、見覚えのある顔のオバサンが入ってきました。
私:「いらっしゃいませ。」
・・・どこかで見たことがある!あのオバサン!
誰だっけ・・・。誰だっけ・・・。
!!!!
そのオバサンはコンビニ時代のお客さんでした。
いつも大量に買い込んでいく人だったので何となく覚えていたのでした。
・・・気まずいなぁ。
毎日のように来てた人だから私が辞めたことも気づいてるだろうし。
でも、オバサンは全く私に気が付いていないようで、平然とした様子でした。
よくよく考えると気づかなくて当然。
だってこのバイトはとんでもない格好で働くんですよ?
まず制服が80年代風!
黒のロングスカートに紫色のベルト!ブラウスには肩パットが入っている始末。
そして髪型!妙で怪しげなお団子頭に、前髪はカーラーでチョココロネのように巻き上げます。
これだけで実年齢+10歳くらいに見えます!
極めつけは唇!これでもか!というくらいに真っ赤なのを塗りたくります。絵の具のような真っ赤な口紅を・・・。ヒヒヒ。
これで大体の人が知り合いと遭遇してもバレません!
バレるはずがない!特殊メイクの域ですよ。
オバサンは私に全く気づかず、他の人を会場内に誘導していました。
幹事なのかな?
しばらくすると全員が揃い、司会役のオバサンが挨拶を始めました。
オバサン:「えーあのーそれではですねーあのーこれから意見交換会をあのー始めさせていただきたいと思います。
あのーそれでは会長、あのー挨拶をあのーお願いします。」
「あのー」を何回言うのか無性に数えたくなるような喋り方をするオバサンでした。
コンビニでは殆ど口を聞くことがなかったので意外な「あのー」に少し笑いそうになってしまいました。
そして会長が挨拶を始めました。
会長:「今回は出席をありがとうございました今日は天気もよく会議のほうも順調に行なうことができて非常によかったと思います遠くからこられたみなさんお疲れ様でしたこれからは存分に休息を取っていただいてですね温泉のほうにも入っていただきまして夜を満喫していただきたいと思っておりますそれでは私の話はここまでで。」
早い!喋るのとんでもなく早い!
20秒くらいで上のフレーズを言ってのけました。
そして
オバサン:「あのーそれではあのー乾杯のほうにあのー移りたいと思いますのであのーグラスのほうをあのーお願いします。」
会長:「では今夜は存分に楽しみましょう乾杯!」
全員:「か、カンパーイ・・・・!」
なんとも個性の強い二人でした。
それから皆さんは食事を始められたわけですが・・・
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
シーン・・・。
全く盛り上がらない!
驚くほど盛り上がらない!
聞こえるのは、歩く私の足音だけ!という惨劇。
話す人が現れたとしても、あまりの静けさに面くらい小声で話す始末。
男性A:「・・・ヒソヒソ。」
男性B:「・・・ヒソヒソ。」
飲み会でヒソヒソ声で話す人たち初めて見たよ!
同じ空間に居る私も気まずくなってきました。
それから2時間ほど、全く盛り上がらない状態が続きました。
もう料理も出し終わり、お客様が帰るのを待つだけとなりましたが、盛り上がってないくせに全く帰ろうとしない!
なぜ帰らない!ここに居る理由などないだろう!
私はやることもなく暇になってしまったので、会場内を一人で歩き回っていました。
すると一人の男性客に目が留まりました。
彼はずーっと無言で俯いていました。
・・・よほど気まずいんだろうな。この空間。
そう思いながら横目でチラチラ見ていると、いきなり顔を上げました。
!!!
坊主頭の彼は、まさに仏像でした。
あまりの気まずさに顔が硬直していました。
そして目だけで辺りをキョロキョロとうかがっていました。
しかし、一向に会は終わる兆しを見せず・・・。
それから30分ほどしたとき・・・。
仏像のようなあの男性が勇気を出して口を開きました。
男性:「すみません・・・・そろそろ帰らないと・・・。」
オバサン:「あ!すみません。あのーもうお開きにしましょう。あのー時間も・・・あ!すみませんあのー時間過ぎてますね!」
男性:「・・・あはは・・・。」
初めて仏像のような男性が笑顔を出しました。
オバサン:「すみません、それではあのーそろそろあのー宴たけなわではございますがあのー終わりにあのーしたいとあのー思います。
あのーそれでは会長のほうからあのー一言あのー・・・。
あれ?会長?」
会長の奴、いつの間にか帰宅してました。
オバサン:「あのー会長があのー帰られたみたいですのであのーどなたかあのー万歳の挨拶のほうをあのー・・・。」
オバサンは冷や汗を出しながらどうにかこうにか会を終わらせることができました。
大人になると何かと大変なんだなぁ、とつくづく思いました。
お終い^^

