先日のお話。
某東○大学付近のコンビニで派遣アルバイトをしていたときのこと。
友人で東大生の
シーボくんがやってきました。
そう。事前に東大付近で働くことが決まっていたので、
「おい!シーボ!店に来て何かおもしろいことでもしろ!この犬野郎!」
とメールを送り、呼びつけていたのでした。
(高偏差値の人にジェラシーを感じているわけでは決してありません)
店で働き始めて数時間後、入り口に怪しげな人影が・・・。
あの長身と聡明そうな顔。
まさしくシーボくんだ・・・!
すぐさま気がつきました。
シーボくんは何やらいやらしい笑みを浮かべながら、挙動不審に店へと入ってきました。
私:「いらっしゃいませ。」
シーボくん:「ニヤニヤ。」
なぜかこちらを見てニヤつくシーボくん。
・・・?
不思議に思い、彼を上から下まで観察すると・・・。
ちょうど胸の辺りに「
肉欲企画」と書かれたロゴがあるのに気がつきました。
どうやらシーボくんは、肉欲企画の管理人肉欲さんが販売した肉欲Tシャツを着こなしているようでした。
後ろには肉欲さんのサインまで・・・!
斬新だ!東大生の私服ってこんななのね。
やっぱり高偏差値の人は一味違うね!
そしてシーボくんは相変わらず挙動不審な様子で店内を物色し始めました。
シーボくん:「ハアハア!」
なぜか息が荒いシーボくん。
そしてある一点を見つめたまま動かなくなりました。
・・・?何を見ているんだ・・・?
そしてキョロキョロと辺りに人気が無いのを確認すると、サッとあるモノを手に取り、
レジへと急ぎ足でやって来ました。
私:「何買うの?」
シーボくん:「ハアハア!これを・・・!」
私:「ちょwwwww」
シーボくん:「グヒヒヒヒ!」
シーボくんは高級スキン(525円)を片手に、顔を赤らめながらいやらしい笑みを湛えていました。
私:「・・・袋はいいよね?」
シーボくん:「入れてください!」
持っているカバンに放り込めばいいじゃん!と思いましたが、シーボくんは空気を読んでくれず、袋を要求してきました。
私:「もうビニール袋でいいよね?どうせカバンに入れるんでしょ!」
シーボくん:「いやあの茶色いやつに^^」
私:「全く面倒くさい奴だな!えーっとどこにあるんだっけ・・・。」
茶色い紙袋を探していると、横から専属アルバイトの女性(Bさん)がスッと手渡してくれました。
私:「あ、すみません!」
謝りながら、彼女の顔を見ると、
『この人(シーボくん)と知り合いなの^^;?』
というような目をしていました。
その視線を避けるように大急ぎで紙袋にコンドー○を入れ、シーボくんに手渡しました。
私:「これでいい?」
シーボくん:「ありがとう^^えーっといくらだっけ?525円?」
ジャラジャラジャラ・・・・。
シーボくんは、大きく膨らんだ財布を取り出し、カウンターの上に硬貨をばら撒きました。
1円硬貨を。
私:「ちょwwwww」
シーボくん:「えっと、これでいくらかな?」
1円硬貨を大量に差し出すシーボくん。
横から冷たい視線を投げかけるBさん。
シーボくんの後ろにはレジを待つ黒山の人だかり。
勘弁してくれ!どんな罰ゲームなんだ!
私:「ああもう!後ろ後ろ!行列できてるから!」
シーボくん:「あ!おっと!じゃあこれで!」
シーボくんは1円玉を出すのを諦め、札にシフトしました。
そして財布からヒョイと懐かしいお札を取り出しました。
2千円札を。
私:「ちょwwwww」
どんだけ体張ってネタ作るのよあなた。
突っ込みたいのは山々だったのですが、後ろに行列が出来ていることもあり、2千円札をサッと受け取り、会計を済ませました。
私:「ありがとう。ほら、早く帰りなよ^^」
シーボくん:「あ、ちょっとトイレ借りていいですか?」
私:「ピキピキ!」
シーボくんはそう言うと、トイレへと掛けていきました。
一体奴は何をしに来たんだ!
そして数分後、すっきりした顔でトイレから出てきました。
よし、さすがにもう帰るだろう。
私:「じゃあシーボくん今日はわざわざ来てくれてありがとね!(さっさと帰れ!バーロー!)」
シーボくん:「え?まだ帰りませんよ?」
私:「ピキピキピキ!」
シーボくんは、まだ店内に居残るつもりらしく、お菓子コーナーの辺りを物色しはじめました。
そして・・・。
私:「今度は何買うの?」
シーボくん:「飴ですよ。」
私:「あ、そうなんだ(よかった、普通の買い物だ)」
そしてバーコードをスキャンしようと飴を手に取りました。
・・・ん?
マンゴーのど飴
私:「・・・。」
シーボくん:「^^」
私:「・・・。:
シーボくん:「別に下ネタとかじゃないですよ?」
私:「・・・。」
全然説得力無いんですが!
シーボくん:「えっと、小銭出しちゃっていいですかね?」
私:「え?もしかして・・・。」
ジャラジャラジャラ
再び大量の1円玉をカウンターにぶちまけるシーボくん。
私:「ちょwwwww」
シーボくん:「グヘヘ^^」
もう相手にするのも疲れてきました。
それから私は店の掃除をしたり品だしをしたりしていたのですが、
シーボくん:「おお!仕事頑張ってますねー。写真を一枚!」
なぜか写メを撮る撮る撮る!
私はスターか!アイドルか!
その間も、専属アルバイトのBさんが汚物でも見るかのような視線を投げかけてきていました。
頼む・・・頼むから帰ってくれ・・・!
しかし、一向に帰らないシーボくん。
入店してからすでに二時間が経過しようとしていました。
これ以上相手にしていたら身が持たないと判断した私は、黙々と作業をすることに決めました。
Bさん:「ねえ・・・。ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・。」
私:「何ですか?」
Bさん:「あの人○○さんの彼氏?」
私:「断じて違います!」
あまりにシーボくんが帰らないのでBさんがこんな誤解をし始めました。
私:「ちなみに彼は東大生ですよ。」
Bさん:「ちょwwwww」
その後も、シーボくんはアイスクリームをレンジで温めてくれと要求してきたり、
エロ本を探そうとしたり(この店にはエロ本は置いていない)、
とにかく大変でした。
そして15時になり、勤務終了。
シーボくんはまだ店内にいました。
私:「まだいたの?」
シーボくん:「ふふふ^^」
私:「せっかくだから東大でも案内してくださいよ。」
シーボくん:「喜んで!」
シーボくんは丁寧に東大を案内してくれ、なんとコーヒーまで奢ってくれました。
私:「しかし何だったの!今日のは!」
シーボくん:「体を張ったネタですよ。」
私:「ううむ・・・」
ブロガーたるもの、恥は掻き捨てなのか!
ランキング1位になるほどのブロガーはやっぱりどこか違うんだな!
よおし!私もランキング1位になるために恥を掻き捨てるぞ!
明日から毎日近くにあるファミマで同じ時間帯に高級スキンを買います!
毎日!
買い続けてやる!
店員がブログに「気持ちの悪い女が毎日同じ時間にコンドー○買いに来てはたはた困っています。」と書くにいたるまで買い続けてやる!
ブロガーたるもの体を張るべきだ!エッヘン!
そして目指せランキング1位!
ガハハハハハハハハ!